※ 詳細な点検方法に関しては非常電源専用受電設備の点検要領に準ずること。
なお、他の法令による点検が実施されている場合は、その測定値とすることができる。(1) | 電源を確実に遮断し、更に検電器等で完全に電源が遮断され安全であることを確認してから、充電部と外箱との間の絶縁抵抗を、絶縁抵抗計(DC500Vメガー)を用いて測定する。 | ||||||
(2) | 充電装置、逆変換装置等又は直交変換装置の交流側端子と大地間(AとE)及び直流側端子と大地間(DとE)の絶縁抵抗値を低圧電路にあっては500V絶縁抵抗計、高圧電路にあっては1000V絶縁抵抗計で測定する。 なお、この試験は、他の法令に基づく試験と兼ねて行うことができる。 ※ 測定方法に関しては、配線の点検要領に準ずること。 | ||||||
(3) | 絶縁抵抗測定法は、例えば第25-4図において、配線用遮断器(MCCB1、MCCB2)を遮断し、次の間の絶縁抵抗を測定すること。
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1 | 鉛蓄電池・アルカリ蓄電池
入力開閉器を開放し、第25-5図のように、模擬負荷を接続し、第25-4表に示す電流値で10分間放電したときの蓄電池端子電圧値を確認する。 この場合の電解液温度は10℃以上であること。 |
2 | リチウムイオン蓄電池
入力開閉器を開放し、第25-5図のように、模擬負荷を接続し、1.19Cの電流(A)で30分間放電したときの蓄電池端子電圧を確認する。 (C:蓄電池の組電池あたりの定格容量) |
3 | ナトリウム・硫黄電池、レドックスフロー電池 点検前日まで通常放電を行い、スケジュール変更で通常充電を行わない。点検当日に直流電圧測定を行い非常電源容量を確認する。 |
ア | 常用電源を停電状態にしたときに自動的に非常電源に切り替わり、常用電源を復旧したときに自動的に常用電源に切り替わること。 |
イ | 消防用設備等の出力端子に電圧が印加されていること。 |
※ この点検は、容量の点検と同時に行うことが望ましいものであること。
※ 通常、液漏れ警報装置の検出器(電極)は、取り付けてあるものすべてを点検すること。
a | 液漏れ警報装置の方式は、製造者によって違いがあるので、取扱説明書等により確認してから行うこと。 |
b | ブザー、ベル等の警報スイッチは、点検終了時には必ず(ON)位置にあることを確認すること。 |